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FPのつぶやき13 火災保険 大改訂!【FP】 [ライフプラン]

皆さんお忙しい毎日をお過ごしですか!? パパです!

ひさびさに本職のお話をしたいと思います。

火災保険がこの10月に大きく改定いたします。その内容は・・・

2015年10月以降の保険始期契約より、保険期間が最長で10年までに制限されます。



【改定の背景】
近年の地球温暖化研究によると、自然災害の将来予測については不確実な要素が増しており、火災だけではなく自然災害にも補償を行う火災保険において長期のリスク評価が難しくなっていることがあげられます。




【改定の概要】
火災保険の参考純率を適用できる期間の見直しを実施します。
①住宅総合保険の参考純率を全国平均で3.5%の引き上げ
②参考純率を適用できる保険期間の上限を10年に制限
※参考純率とは、損害保険の保険料率は事故が発生した場合に保険会社が支払う保険金にあてられる部分(純保険料率)と保険会社が保険事業を営むために必要な経費などにあてられる部分(付加保険料率)からなっています。このうち純保険料率は損害保険料率算出機構が算出し参考純率として会員保険会社に提供しています。




【具体的な保険料比較】
1年更新の保険料と20年、30年、35年契約での保険料の比較
・20年契約では  約24%割安になります
・30年契約では  約29%割安になります
・35年契約では  約31%割安になります
長期で加入される方の割引率が高くメリットがあります。(算出例:富士火災の場合)



仮に1年更新で月払い2,000円、もしくは年間24,000円のご契約の場合
・20年契約の場合  20年間で 約115,000円のメリット
・30年契約の場合  30年間で 約208,000円のメリット
・35年契約の場合  35年間で 約260,000円のメリット
になります。また更新による保険料の値上がりがありません。



火災保険を既に長期で加入されている方(10年以上の契約に加入済み)へのご案内
火災保険を既に10年以上で加入されている方におかれましては、あまりメリットがないと思われがちですが、実は火災保険は長期で加入され、途中で解約された場合は未経過保険料が戻ります。
(解約後の補償はなくなります)


未経過年数に対する保険料の返戻率は、損保会社のHPなどでご覧ください。


内容をよくわからず、とりあえず加入された方はこの機会に見直しをお勧めします。




【確認ポイント!】
・支払いに対して免責がないかどうか?
・水災の危険性があるかどうか?(必要なければ保険料を安くできます)
・偶発的な出来事に対しての補償は?
・建物・家財の区別がついているかどうか?
などなど、長期の見直しは最後の機会と思われますのでご検討いただければと思います。



未加入の方におかれましては今回の改定のとおり、火災保険が台風や集中豪雨などの自然災害にも対応していることや火災事故の約15%(消防白書09より引用)が放火によることを考慮いただき、大切な財産について、ご検討いただければと思います。

次回はいつになるやら、でもお楽しみに・・・


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